may, 24th, 2010
早起きして、ソーニャにテルアビブまで送ってもらう。車中(渋滞してたのもあって)各々の国の交通について愚痴る。バスターミナルで降ろしてもらい、今度はアディーナとバスに乗ってエルサレムへ。車中ではあまり話せないので眠る。終点からタクシーに乗り換え、ベツレエル大学へ。この名前は聖書に出てくる寺をつくった人の名前、すなわち大昔のアーティストの名前なんだそうだ。大学のある丘はヨルダンとの戦争で取られたり取り返したりと、政治的に重要な場所みたい。。
少し時間があるけど、何が一番したい?と聞かれ強固に煙草、と主張する。なんだか、自己主張が強くなっている!?笑
彼女がコーヒーを買って来てくれる間に煙草を吸いながらブログを書く。
アディーナのクラスのワークショップへ!ワークショップでは教室を出てキャンパスをうろうろ。丁度良い場所にたどり着き、その場で”動く”パフォーマンスのエクササイズ。生徒一人づつやって見せたり、全員で時間を決めてやってみたり。演劇的な動きではなく、普通の動きだけで何かをする。僕は最初、音次第で動いたり、止まったりしていたんだけど、途中でよくわからなくなってしまった。その後、機械的なものじゃなくて、もっと感じたことを身体によって空間や時間に絵を描いていく為のエクササイズとわかって、自由になった。単に速くはもっと速く、ゆっくりはもっとゆっくりに動く為のエクササイズなどもした。表現する際の目盛りを細かくするプロセスなのかな、と思いながら、走ったりゆっくり歩いたりしてみた。ある学生のものでは、裸足で地面を確かめるように歩いていて、彼の感覚が素直に伝わって来るようでよかった。また、ある視点から見ることを想定してあって、隠れるということも何度も言っていた。隠れるということは、ほとんど”存在している”ということだと。また、目隠しをする、というのも、違った形の”隠れ”る行為なのだとも。(観客は彼の見ていない事が判るから)
一旦短い休憩でそそくさとフランスからの交換留学生のロイについて行き煙草を吸う。彼は普段はインスタレーションやペインティングをやっていて、ひとつのプロジェクトでは”もし私があなたの靴だったら”というテーマでつくってるとのことだったけど、いまいちよくわからなかった。想像力を養ってるのかな?休憩後に最後にひとりづつパフォーマンス。ある学生はひたすらゆっくり歩いたり、ある子はちょっとした物語を感じさせたり。。僕はゆっくりと早いを組み合わせてから、他人が通りがかるのに合わせて地面に寝てみた(こっそり山岡さんへのリスペクトも兼ねて)好評でした。
ワークショップ後に、コーヒーを持って大学の眺めの良い所へ。歩きながら僕がどういう経緯で今みたいな感じなのか説明したり、アーレフというイスラエルの木を教えてもらったり、松の実の一種を食べさせてもらったりした。眺めの良いところについて、プロジェクトに関する話しをする。あと、イスラエルにはムスリムのアーティストは居ないの?と聞いてみた。答えはいないとのことのようだった。イスラエルはユダヤの国だから、とか皆がアディーナやニスリーンみたい(に自由)ではない、とかとても沢山の理由があげられることに事の複雑さを感じた。それからファラフェを食べに行った。小さいのを食べたことあったけど、すごく美味しかった!!ピタじゃなくて、ホットケーキみたいのに包んであった。それから敬虔なユダヤ教徒達のエリアに。ある辻でカメラを構えたらアディーナに止められて「(通行人の)彼女が怒ってるから止めた方がいい」と言われる。その先はユダヤの正装でないと入れないみたい。変えがたい強い意思みたいのを感じて複雑な気持ちになる。
そういえば、ユダヤ教徒が頭に載せてる小さな帽子は、さらに大きな存在である紙に敬意を表したものなんだそうだ。日本の挨拶も、相手の大きさを讃えるもの、と伝えると納得してくれていた様子。あとアディーナは着物がきつくて嫌いなんだそうだ。どこで着たんだろ?
バス停で、イスラエルの問題の難しさについて少し話す。大事な事をとりあえず、感じている事を率直に伝える。もっともちろん勉強したり知識を持ったりしなければいけないけれども、とりあえず、少しだけ、イスラエルに来ることで、知るだけでなく、感じられた気がする、とだけ言った。
それからバスに乗ってエルサレムのバスターミナルへ。途中、彼女の病気の夫の話しになる。昨夜の(僕を含めた)皆の来訪を喜んでいたとのこと。イスラエルではなんだかいろんなことが切ない。厳重なセキュリティチェックを経てバスターミナル。チケットを買い、バスを待つ。トイレに行きたくなったけれど、行かせてもらえなかった笑
車中でブログ用のメモを更新。
ナバと会って彼女のキュレーションした展示へ。トランスジェンダー、フェミニズム、いろいろ。社会の決めた歴史じゃなくて、個人の物語(むらしが言ってたことと重なるらしい!!)
それから、テルアビブの音散歩。ナバは道を間違える度に申し訳無さそうなんだけど、僕は音とってるから全然気にならなかった。歩きながら、何故アフリカ系の敬虔なユダヤ教徒が嘆きの壁に居たのか聞くと、彼らはエチオピアからの移民で、もともと貧しくて、迫害みたいなこともされてきたらしい。で、敬意なユダヤ教徒になると、政府からの援助があるのでしばしば彼らはとても敬虔なユダヤ教徒になるんだそうだ。(ちなみに敬虔なユダヤ教徒をイスラエルの人々はレリジアスピーポーと呼んでいた)
でもいいかげん歩いた頃に、タルのカフェに向かうことに。カフェでギルという中川さん似のペインターでビデオアーティストに会う。ギルとナバはアメリカで勉強してたっていう共通項が英語の訛りでわかったりして、びっくりした。
少ししてナバが用事の為のに帰る。ギルが近所のおじさんとヘブライで話してるからつまんないなあと思っていたら、足立さんからレバノンのミュージシャコンサートの企画の打診。!!
丁度良いのでギルにレバノンについて聞いてみた。ガザとも繋がっているだろうことを教えてもらう。会話は中断してしまったけど、率直に聞いてみれて、とりあえず、よかった。
タルがご飯を出してくれた。
タルの閉店作業を手伝う。合間でギルと話してたら、彼は”妄想代理人”が大好きとわかりテンションが上がる。”東京ゴッドファーザー”を勧めて、その流れからホームレスの話、ニートの話になった。彼はニートのドキュメンタリーを見て興味を持っているそうで、僕が実際にそうだったことを話すとよかったね。と言ってくれた。
閉店し、市中へ。
ハヤと落ち合い少し歩く。イスラエル煙草のノブレスを二つ買った。
それから四人で歩いてるうちにスシバーを発見。爆笑しながら食べる。コメントに困った。笑
それからアナットを待ちながらビール。これがバーツアーの始まりだった。ホワイトビールを探してみたけど、あまりこっちでもポピュラーじゃないみたい。アナットが来て、少し話していたら、ハヤが早くも帰る時間に。再会を約束し、見送る。
それから皆でダンスに。強い酒を少し飲み、踊る。DJはいまいちだった。違う店に行くもやってなくて、ビール片手に少し散歩。別の店に。今度はビールの件で追い出され、二件目の店に。ここでアナットが帰る。
最後はタル、ギル、と三人で踊って帰る。ちょっと飲み過ぎて、帰り道調子に乗ってトラックにダイブ。ギルが子供っぽいところを見せるので、一緒になってふざけてしまう。すごく若者らしい感じ。そのままギルと二人してタルのマンションの階段を駆け上がった。
それから水を二杯も飲まされて、三人で床に座ってぶどうを食べて、眠った。